【基本的なシステムハードウェア】
CPU
演算処理を行う部分。
メモリ
データを記憶する役割。メモリに記憶された内容はシステムの電源が切れると消える
HDD
メモリは電源を切るとデータが消えるので、長期間保存するデータを保存する
入力装置
キーボード、マウスなど
拡張カード
NIC、サウンドカード、モデムカード、ビデオカードなど
※拡張カードを取り付けたり取り外したりするときは、一般的にシステムの電源を切っておく必要がある。このような形態をコールドプラグという。
USB機器
想像通り。拡張カードと異なり、電源を入れたまま取り付け、取り外しができるのでホットプラグという。
【BIOS】Basic Input Output System:入出力基本システム
BIOSの役割
・OSを起動するためのプログラムをディスクから読み込んで実行
・デバイスの動作を設定
・基本的な入出力を制限
【デバイスの確認】
/proc
ファイル名 | 説明 |
/proc/bus/usb/* | USBデバイス情報 |
/proc/cpuinfo | CPU情報 |
/proc/interrupts | IRQ情報 |
/proc/pci | PCIデバイス情報 |
/proc/scsi/scsi | SCSIデバイス情報 |
●デバイスドライバのロード
デバイスドライバとは、デバイスを利用するために必要な制御プログラム
ロードされているカーネルモジュールを確認するには、lsmodコマンドを使う。
#lsmod
必要なデバイスドライバは自動的にロードされるが手動でロードする場合は、modprobeコマンドを実行する。
#modprobe [ドライバ名]
●システムの起動とランレベル
システム起動の流れ
●起動時のイベント確認
dmesgコマンド(display kernel messages)
dmesgはカーネルが出力したメッセージを一時的に蓄えておくだけなので、時間がたつと消滅する。その場合は → /var/log/messages /valr/log/boot.logを確認すること
#dmesg
●/sbin/init
initはLinuxで最初に実行されるプロセス。initは、/etc/inittabファイルの設定を参照する。
【ランレベルとシャットダウン】
ファイル名 | 説明 |
ランレベル | 説明 |
0 | 停止 |
1 | シングルユーザモード(root) |
2 | マルチユーザーモード(テキストログイン、NFSサーバは停止) |
3 | マルチユーザモード(テキストログイン) |
4 | 未使用 |
5 | マルチユーザモード(グラフィカルログイン) |
6 | 再起動 |
S or s | シングルユーザモード(root) |
デフォルトでは、id:5:initdefault: になっていました。基本的にコマンド操作だけ利用するので、 id:3:initdefault: に設定するようになりますね。(少なくとも自分はですが)
●shutdown
#shutdown [オプション] 時間 [メッセージ]
オプション | 説明 |
-h | シャットダウン完了後にシステムを停止する |
-r | シャットダウン完了後にシステムを再起動する |
-f | 次回起動時にfsckをスキップする(-hまたは-rと組み合わせて利用する) |
-F | 次回起動時にfsckを必ず実行する(-hまたは-rと組み合わせて利用する) |
-k | 実際にシャットダウンせず警告メッセージを通知 |
-c | 現在実行中のシャットダウンをキャンセルする |
※shutodown ]どうするの?] [いつするの?]
・例えば15:00にshutdownする場合
#shutdown -h 15:00
・ただちに再起動する
#shutdown -r now
・12:00にshutdownするので別のユーザにmessageを表示させたい場合
#shutdown -h 12:00"please logout"