【RPMパッケージの管理】
RPMはredhat社が開発したパッケージ管理システム。
→redhat、fedora、centos、turbolinuxなどのディストリビューションに採用されている。
ちなみに自宅の環境はcentosなので、RPMについては詳しく記述していこうと思います。
#rpm
オプション | 説明 |
-i パッケージファイル名 (--install) |
パッケージをインストールする |
-U パッケージファイル名 (--upgrade) |
パッケージをアップグレードする(なければインストールする) |
-F パッケージファイル名 (--freshen) |
パッケージがインストールされていればアップグレードする |
併用オプション
オプション | 説明 |
--v | 詳細な情報を表示する |
-h(--hash) | 進行状況を「#」で表示する |
--nodeps | 依存関係を無視してインストールする |
--force | 既存のファイルを新しいものに置き換える |
--test | 実際にはインストールせずテストを実施する |
rpm -ivh {ファイル名} インストールを実行し、詳細情報と進行情報を表示させる
アンインストール時は -e を指定する。
#rpm -e
依存関係を無視してアンインストールする場合は、
#rpm -e --nodeps {ファイル名}
YUM
YUMはAPTツールに相当するもの、YUMの設定は、/etc/yum.confと/etc/yum.repos.d ディレクトリ以下のファイルで行う。
#cat /etc/yum.conf
[main]
cachedir=/var/cache/yum/$basearch/$releasever
keepcache=0
debuglevel=2
logfile=/var/log/yum.log
exactarch=1
obsoletes=1
gpgcheck=1
plugins=1
installonly_limit=5
bugtracker_url=http://bugs.centos.org/set_project.php?project_id=16&ref=http://bugs.centos.org/bug_report_page.php?category=yum
distroverpkg=centos-release
#ls /etc/yum.repos.d/
CentOS-Base.repo CentOS-Debuginfo.repo CentOS-Media.repo CentOS-Vault.repo
リポジトリ情報の設定ファイルが設置されている。パッケージの入手先を増やしたい場合は、ここに追加する。
#yum サブコマンド
check-update
アップデート対象のパッケージリストを表示する
update パッケージ名
指定したパッケージをアップデートする
install パッケージ名
指定したパッケージをインストールする
remove パッケージ名
指定したパッケージをアンインストールする
info パッケージ名
指定したパッケージの情報を表示する
list
全パッケージ情報をリスト表示する
repolist
リポジトリ一覧を表示する
search キーワード
パッケージ情報をキーワードで検索する
search all キーワード
説明文等を含めてパッケージ情報をキーワードで検索する
grouplist
パッケージグループをリスト表示する
groupinstall グループ
指定したグループのパッケージをインストールする
(例)
yum chack-updateでアップデートできるリストを確認して、アップデートが必要な場合はyum updateでアップデート実行する。