スパツリがCCNAの中で一番難しく、分量が多いのではないか…
であれば、逆に考えるとスパツリを制することが近道!
############STP############
◆STP設定値
ブリッジID ブリッジプライオリティ(デフォルト32768)+MACaddress
ポートID ポートプライオリティ(デフォルト128)+port番号
パスコスト
10Mbps=100
100Mbps=19
1000Mbps(1Gbps)=4
◆PVST+
PVST+(Per VLAN Spanning Tree Plus)
VLANごとにルートブリッジを変えることが可能
◆ルートブリッジの選出
ルートブリッジの選出の際に使用される値はブリッジID
ブリッジIDは2バイトのブリッジプライオリティとMACアドレスで構成される。
ブリッジIDを比較 → IDが同じであればMACアドレスが最小の方がルートブリッジとなる
RP、DP、BPの選出については、各パスコストと、ポートIDが小さい方がルートポート、
大きい方が指定ポートとなる。
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各ルートブリッジ以外のSWからルートブリッジへのパスコストが最小のポートがルートポートとなる。
【考え方】
・プライオリティ、MACaddress(ブリッジID)が最小のスイッチを探す→ルートブリッジ
・ルートブリッジから各スイッチへのポートが指定ポートとなる。
・各スイッチからルートブリッジへのパスコストが最小のものを見つける→ルートポート<パスコスト>
1Gbps = パスコスト4
100Mbps = パスコスト19
10Mbps = パスコスト100
・ルートポート選出後は各セグメントでルートパスコストが低い方のスイッチ側のポートが指定ポートとなる。
→ルートパスコストが同じ値の場合、ブリッジIDが低い方のスイッチ側のポートが指定ポートとなる。
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※ブロッキングポートでは、BPDUの送信や、データの送受信はできないが、BPDUを受信することはできる!
→これができないとForwadingに変更できないので意味ない。
◆RSTP
RSTP → IEEE802.1w
STP → IEEE802.1d
◆STPの機能
・BPDUフィルタリング
BPDUの送受信を止める機能。
PCやサーバを接続するアクセスポートではBPDUを送受信する必要がないので、BPDUフィルタリングによって無駄な処理を抑えることができる
・BPDUガード
BPDUを受信したポートをerror-disableにする
・PortFast
ただちにBlocking状態からForwarding状態に移行する。
PCやサーバ等のホストを接続するポートに設定しておくと便利。
SWを接続するポートに設定するとL2ループが発生する可能性があるので禁止。
show spann の結果Typeに"Edge"が含まれている場合、PortFastの設定がされている。
・UplinkFast
直接的な障害の収束を早める
・BackboneFast
間接的な障害の収束を早める
◆RSTPの有効化
spanning-tree mode rapid-pvst