以下、システム起動に関するザックリとした流れと設定など
LINUXシステムの起動は、 BIOS→ブートローダ→カーネル→init の順。
initはカーネルによって最初に起動されるプロセスなのでinitのPIDは1となる。
initは/etc/inittabの設定に基づき起動処理を行う
/etc/inittabの記述
【書式】 2:2345:respawn:/sbin/mingetty tty2 頭から、 ID エントリを識別するためのID(1~4文字)英字でもOK ランレベル ランレベルを記述する際は続けてすべて書くこと アクション指示子 initdefault デフォルトランレベルを指定 once 指定ランレベルの際一度だけ実行する wait 指定ランレベルの際一度だけ実行するがプロセスの終了を待つ boot 起動時に実行する bootwait 起動時に実行するがプロセスの終了を待つ sysinit bootやbootwaitよりも早く起動時に実行する respawn プロセスが終了しても自動的に再起動する 処理 initが実行するプロセスを指定する
各ディストリビューションごとの起動スクリプトの設定コマンド
chkconfig [option] [servicename] --list サービスの自動起動設定をランレベルごとに表示する --level レベル ランレベルを指定する --add サービスを追加登録 --del サービスを削除
SUSE系
inssev ※省略します
update-rc.d [option] [servicenname] -n 表示するだけで何もしない -f /etc/init.d以下にスクリプトがあっても強制的にシンボリックリンクを削除する remove 起動スクリプトのシンボリックリンクを削除する defaults デフォルトのスクリプトを作成する start 起動用のスクリプトを作成する stop 停止用のスクリプトを作成する NN 0~99 までの数値 (例)#優先順位30のランレベル2,3,5用の起動スクリプトを作成 update-rc.d exim4 start 30 2 3 5. ※ランレベルのしてはスペースを空けて最後にドットを付けること