★基本的なファイル管理
【ファイルの圧縮、解凍】
#gzip [オプション] [ファイル名]
オプション
-d 圧縮ファイルを展開する
-c 標準出力へ出力する
-r ディレクトリ内のファイルをすべて圧縮する
(例)
[root@localhost ~]# ls
anaconda-ks.cfg install.log install.log.syslog log.txt ping.log
[root@localhost ~]# gzip ping.log
[root@localhost ~]# ls
anaconda-ks.cfg install.log install.log.syslog log.txt ping.log.gz
※ping.logファイルを圧縮している。圧縮したファイルはping.log.gzとなり、元のping.logは削除されている。
圧縮前のファイルもな鼓しておきたい場合は、-cオプションを利用しリダイレクトで保存。
[root@localhost ~]# gzip -c ping.log > ping.log.gz
【アーカイブの作成、展開】
アーカイブ(書庫)とは、複数のファイルをまとめたファイルのこと
#tar [オプション] [ファイル名]
ファイルやディレクトリを一つにまとめたり、それを展開したりする。
オプション(一部)
-c アーカイブを作成する
-v 詳細な情報を表示する
-fファイル名 アーカイブファイル名を指定する
(例)
[root@localhost ~]# tar /hogehoge /home
※/homeのアーカイブを/hogehogeに作成。
【パーミッションの設定】
読み取り権 r 4
書き込み権 w 2
実行権 x 1
アクセス権の変更
chmod [オプション] [アクセス権] [ファイル名]
オプション
-R 指定したディレクトリ以下にある全ファイルのアクセス権を変更する
対象
u 所有者 (user)
g グループ (group)
o その他ユーザ (other)
a すべてのユーザ (alluser)
操作
+ 権限を追加
- 権限を削除
= 権限を指定
許可の種別
r 読み取り許可
w 書き込み許可
x 実行許可
s SUIDorSGID
t スティッキービット
(例)
[root@localhost ~]# chmod o+r ping.log
その他のユーザに読み取り権を与える
SUID(set user id) + 4000
SGID(set group id) +2000
スティッキービット +1000
スティッキービットが設定されたディレクトリでは書き込み権限はあっても自分以外のユーザが所有するファイルを削除することはできない。
【デフォルトのアクセス権】
ファイルやディレクトリを作成した時に設定されるアクセス権はumask値で決まる。
ファイルは666からumask値を引いた値
ディレクトリは777からumask値を引いた値
#umask [マスク値]
umask → 現在のumask値を確認できる。
【ACL】
特定のユーザやグループに対してきめ細かなアクセス権を設定できる。
#setfacl [オプション] [ファイル名]
-m ACLエントリを変更する
-X ACLエントリを削除する
#getfacl [ファイル名]
ACL情報の表示